「Wordぐらい使いこなしとるわい!」とイキっている人を「せめてこれぐらいは使ってくれや」と優しく諭すブログ

「Wordぐらい、余裕で使いこなしとるわ!」と勘違いしている人を、やさしく諭します。

〝段落間のスペース〟って知っとるか?

段落の前後に空行を入れて、その段落を目立たせたい

段落をブロック化して目立たせたい、と思うことはようあるやろ?

こんな感じで。

大規模な文書の場合に、特別な意味を持つ部分を、視覚的に他の部分と差別化する、というのは実にええ考え方や。

最低なやり方

でもな。

お前ら、こんなやり方してへんか?

わかるか? 目立たせたいブロックの前後で[Enter]を押して、改段落マークを挿入しとるわけや。

いや、ペラ一枚で終わるような、間に合わせの文書やったら別にそれでええねんで。

でも、複数ページにわたるような、それなりの規模の文書やったら、イマイチやわ。

ほれ、文書っちゅうもんは、編集の都合で伸び縮みするもんやろ?

それで、さっきのブロック化したい箇所がページまたぎの位置に来たとしてみいな。

これ、ぶさいくやと思わんか?

段落の前後の「間隔」の設定

まず、ブロック化したい段落にカーソルを置くんや。画像では段落の先頭に置いとるけど、これは段落内やったらどこでもええ。カーソル位置の設定なんやのうて、「段落」の設定なんやからな。これは覚えとき。

そしたら、おなじみ、「ホーム」タブの「段落」グループにあるダイアログボックスランチャーをクリックする。

ほれ、おなじみ「段落」ダイアログボックスや。「間隔」いうセクションがあるやろ?

見ての通り、ここで「段落前」と「段落後」に入れるスペースのサイズを調整できるんや。デフォルトでは画像のように「行」単位での指定やけど、「pt」単位でも指定できるで。

画像では、「段落前」、「段落後」ともに「1 行」にしたで。

そしたらな。

見てみい。段落の前後に空きができて、ブロック化されたやろ?

このやり方やと、ページまたぎの位置に来てしもても大丈夫や。

な? これで頼むわ。

おわりに

お前ら、わかったか?

わかったら、解散!

ほなまた!

追伸

今回は、「段落」の書式設定で、段落の前後にスペースを入れたわけや。

でも、本来、段落間のスペースの設定は、〝段落スタイル〟の設定で用いてこそ威力を発揮するねん。

たとえば、さっきの文書(笑)でな。

画像の矢印の位置で改段落したとしいな。

そしたら、どないなるか。

こないな具合に歯抜けになってしまうんや。これはイマイチやろ?

「段落スタイル」と組み合わせたら、こんなことができるねん。ええやろ?

さっきお前らは気付いてなかったと思うけど、「同じスタイルの場合は段落間にスペースを追加しない」というオプションがあってな。ここにチェックを入れといたら、同じスタイルが続く限りは「段落前」、「段落後」のスペースを入れへんわけや。

結果、段落スタイルの変わり目のところにスペースが入って、複数の段落を丸ごとブロック化することができる、っちゅうわけや。

ちなみに

最初に示した文書で、

こんなふうに二つの段落をまたぐように選択して、「段落」ダイアログボックスを呼び出して、

この設定にしたら、

段落間にスペースが入らへんのや。

お前ら、なんでかわかるか?

それはな、

全部の段落が「標準」スタイル、すなわち、全部おんなじスタイルやからなんや。

ほれ、さっきのオプションの名前は、〝同じスタイルの場合は段落間にスペースを追加しない〟やったやろ?

わかったか?

わかったら、今度こそ解散!